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パネル下で「エビ養殖」、台湾で135MWのメガソーラー

SMFLみらい、「漁電共生」型太陽光発電事業に出資

2021/12/20 20:15
工藤宗介=技術ライター
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Sunny Richが所有する他サイトの漁電共生型太陽光発電所
Sunny Richが所有する他サイトの漁電共生型太陽光発電所
(出所:Sunny Rich)
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Sunny Richが所有する他サイトの漁電共生型太陽光発電所
Sunny Richが所有する他サイトの漁電共生型太陽光発電所
(出所:Sunny Rich)
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 三井住友ファイナンス&リース(SMFL)の100%子会社であるSMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区)は11月8日、台湾の漁電共生型太陽光発電事業に出資し参画すると発表した。出資額および出資比率は非公表。

 同事業は、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の施設内でエビ養殖事業を行う。台湾の固定価格買取制度(FIT)のうち、養殖事業を併せて営むことを前提に認定される漁業施設併設型太陽光発電事業「漁電共生」の適用を受ける。発電された電力は、台湾の公営電力会社である台湾電力に売電する。

 台湾南西部で60以上のサイトを開発し、12月から2023年6月ごろにかけて系統連系接続を順次開始する予定。合計出力は135.6MWを見込んでおり、台湾の「漁電共生型太陽光発電プロジェクト」で最大規模になる。

 事業全体の最大出資および建設・運営は、台湾の漁電共生太陽光分野で大手のSunny Rich(向陽優能電力股份有限公司)が行う。SMFLみらいパートナーズは、Sunny Richに次ぐ第2位株主として事業に参画する。なお、SMFLの主要株主である住友商事の台湾現地法人が同事業をサポートしており、今後も継続する予定。

 Sunny Richは、2009年から太陽光発電事業を開始し、近年は漁電共生型太陽光発電事業の開発に取り組んでいる。同社グループは、EPC(設計・調達・施工)からO&M(運営・保守)サービスまで一貫して手掛けており、2021年9月時点で88MW(38MWが操業中、50MWが建設中)の太陽光発電プロジェクトの実績がある。

 漁電共生型太陽光発電は、再生可能エネルギー導入を積極的に進めている台湾政府が特に注目している分野。同事業は、台湾政府の取り組み方針に合致するとともに、過疎地におけるエビ養殖事業の復興を通じて地方創生にも貢献するとしている。

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