INPEX、オランダの洋上風力、インドネシアの地熱発電に参画

2021/12/23 01:19
工藤宗介=技術ライター
ルフタダウネン洋上風力発電所
ルフタダウネン洋上風力発電所
(出所:INPEX)
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ボルセレIII/IV洋上風力発電所
ボルセレIII/IV洋上風力発電所
(出所:INPEX)
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ムアララボ地熱発電所
ムアララボ地熱発電所
(出所:INPEX)
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 INPEX子会社で、欧州における再生可能エネルギー事業を推進する英INPEX Renewable Energy Europeは、オランダ沖合で操業中のルフタダウネン(Luchterduinen)洋上風力発電所の持分50%、ボルセレ(Borssele)III/IV洋上風力発電所の持分15%を取得する。12月7日に発表した。

 ルフタダウネン洋上風力発電所は、ノルドバイク市沖23kmに位置し、出力129MW(3MW×43基)で2015年9月に運転を開始した。また、ボルセレIII/IV洋上風力発電所は、ウエストカペッレ市沖22kmに位置し、出力731.5MW(9.5MW×77基)で2021年1月に運転を開始した。

 両発電所に出資する三菱商事の100%孫会社であるオランダのDiamond Generating Europe(DGE-NL)およびDGE-NL子会社の株式譲渡契約を締結することで合意した。なお、オランダ当局の承認など株式譲渡契約上の先行条件の充足が契約発効のための条件となる。

 また、INPEXは、オランダの洋上風力発電事業とインドネシアの地熱発電事業に参画する。同社の海外再生可能エネルギー事業は、伊藤忠商事、九州電力などと共同出資した、インドネシアのサルーラ地熱発電事業に続くものとなる。

 同社子会社で地熱事業を推進するINPEX地熱開発は、インドネシア西スマトラ州南ソロク県に位置するムアララボ地熱発電事業の権益30%を保有するSupreme Energy Sumateraの株式33.333%を取得する。12月16日に発表した。

 同発電所は、定格出力85MWで同国スマトラ島の約42万世帯分に相当する電力を供給している。2019年12月に商業運転を開始し、30年間にわたってインドネシア国営電力会社PLN(Persero)に発電した電力を販売する計画。

 欧州大手総合エネルギー企業のENGIE、住友商事、インドネシアの民間地熱発電事業デベロッパーSupreme Energyによる共同事業。INPEX地熱開発が株式を取得するSupreme Energy Sumateraは、Supreme Energyの子会社になる。