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上海地下鉄の車両基地に12MWの太陽光、ジンコがパネル供給

2022/01/07 23:00
工藤宗介=技術ライター
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車両基地に設置された太陽光パネル
車両基地に設置された太陽光パネル
(出所:ジンコソーラー)
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 全線にわたり、環境に配慮した設計を採用した上海地下鉄14号線(上海軌道交通14号線)が2021年12月30日に開通した。上海地下鉄新能源有限公司(Shanghai Metro New Energy)は、上海地下鉄の封浜駅、九亭駅、川沙駅に合計12MWの分散型太陽光発電設備を設置した。

 同プロジェクトにおいてジンコソーラーは、14号線の封浜駅にある車両基地の車庫屋根7万m2超に合計出力6.56MWの太陽光パネルを供給した。建設後、初年の発電量は約670万kWhの見込み。これは、石炭量2200tの節約、CO2排出量約670tの削減に相当する。発電した電力は封浜駅基地で使用され、余剰電力は国家電網に売電する。

 ジンコソーラー製の太陽光パネルは、耐風圧強度が強化され、風速36m/sの強風下でも車両を安全に運航できるという。また、特製ガラスを採用することで耐食性も向上し、保証期間を25年に設定できる。複数の色を揃え、より良い視覚効果も得られる。赤色の太陽光パネル545枚を「光伏+地鉄」(「太陽光発電+地下鉄」の意味)の文字に並べた。

 同プロジェクトは、中国の都市軌道交通設備システムのグリーン化事業を推進し、循環経済の発展、資源のリサイクル効率の向上、グリーン製造システムの構築、カーボンニュートラルの実現などに寄与すると期待される。

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