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英国沖で2.6GWの浮体式洋上風力、丸紅など権益落札

2022/01/19 23:16
工藤宗介=技術ライター
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開発予定地
開発予定地
(出所:丸紅)
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 丸紅は1月18日、英国スコットランドの洋上風力発電事業の開発に関する海域リース権益を落札したと発表した。スコットランド自治政府機関が主催する入札に対して、英国大手電力会社SSEの再生可能エネルギー子会社であるSSE Renewablesおよびデンマークの投資会社Copenhagen Infrastructure Partnersとの3社でコンソーシアムを組成して応札した。

 落札したのは、スコットランド東側に位置する海域において最大2.6GWの浮体式洋上風力発電事業を開発するプロジェクト。権益は最大10年間で、事業化のめどが付き次第、最大60年間の海域リース契約を締結する。コンソーシアムは、2030年までに2.6GWのうち一部について商業運転の開始を目指す。出資比率は、SSE Renewablesが40%、丸紅とCopenhagen Infrastructure Partnersが各30%。

 スコットランド自治政府は、2030年までの温室効果ガス排出量75%削減、および2045年ネットゼロ実現を目標に掲げており、同事業は目標達成に大きく貢献する。また、数十億ポンドの経済効果が見込まれるとともに、同事業のサプライチェーンに関わる企業の発展と新型コロナウイルスからの復興支援を目的とした1億ポンドの基金をコンソーシアムが設立することで、スコットランドの経済発展に寄与する。

 丸紅は、日本を含む世界21カ国で持分容量約12GWの発電設備の資産を保有・運営する。浮体式洋上風力発電については、福島浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業などに参画している。これらの発電事業や実証研究で得られた知見や経験を、スコットランドの浮体式洋上風力発電の開発に活用していく。

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