マックス、自家消費太陽光を設置した物流倉庫、ZEB取得

2022/01/24 22:51
工藤宗介=技術ライター
新物流倉庫
新物流倉庫
(出所:マックス)
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 ホッチキスなどの事務機器および釘打機・鉄筋結束機などの建築・建設用工具を製造・販売するマックスは、群馬県高崎市にある吉井工場の隣接地に新物流倉庫を新設・移転し、2021年7月から本格稼働を開始した。屋根上に自家消費型太陽光発電設備を設置し、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)で定める「ZEB」認証を取得した。

 シャープ製の太陽光パネルを768枚設置し、出力は253kW。また、パワーコンディショナー(PCS)はGSユアサ製で、出力は200kVA(100kVA×2基)。年間発電量は23万3000kWhを見込み、年間CO2削減効果は110tとなる。発電した電力は、新物流倉庫と吉井工場で使用し、両施設の合計電力使用量の約28%分を賄う。また、BCPの観点から、停電時には自立運転して倉庫の稼働を継続できる。太陽光発電設備は自社所有。

 このほかにも、天井の窓(トップライト)から自然光を取り込み、照明は人感センサーにより自動でオンオフを切り替えるなど、省エネに配慮した。新物流倉庫における一次エネルギー消費量を省エネで53%削減、太陽光発電による創エネを含めて100%削減を実現し、ZEB認証基準をクリアした。

 地上2階建て鉄骨造、延床面積は1万4223.74m2。従来の物流倉庫では、倉庫エリアには空調がなく夏場は40度以上、冬場は10度以下になるなど、作業環境の改善が課題だった。新物流倉庫では、倉庫エリアを含めて全館で空調を完備した。また、倉庫2階部分に食堂やテラスを配置し、従業員が働きやすい職場環境を整備した。同社では次世代物流のモデル倉庫に位置付けている。