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災害に強い自家消費太陽光、豪雪地帯のカーポートにも

2022/02/02 23:38
工藤宗介=技術ライター
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開発中の自家消費型太陽光発電カーポート
開発中の自家消費型太陽光発電カーポート
(出所:明和工業)
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 水道用資材および電気設備の設計・製作などを手掛ける明和工業(新潟市)と、太陽光発電用部材の製造・販売を行う東洋アルミニウム(大阪市)は1月31日、災害時にも運用可能な蓄電池を組み合わせた自家消費型太陽光発電システムの販売に向けて協業すると発表した。

 協業に基づき明和工業は、独自技術で軽量・コンパクトに設計された東洋アルミ製太陽光パネル「Hane Module」を組み込み、従来の太陽光パネルでは断念していた、豪雪、強風地帯の屋根やカーポートなどへの設置を可能にした自家消費型太陽光発電システムを開発する。4月以降の販売開始を目指す。

 また、東洋アルミの持つ技術である、雨や海水、融雪剤によるサビに強い塗料の採用も検討する。明和工業では、自家消費型太陽光発電システムを新たな主力事業に位置付けており、製造・販売に加えて、保守についても充実したサービス体制を確立する。

 明和工業は、水道事業を通じて災害復旧の経験を蓄積してきた。近年の自然災害では電気も必要不可欠であるとの認識から、自家消費型太陽光発電システムを自治体や事業者に向けて「普段使いの防災用品」として導入してもらうことで、BCP(事業継続計画)実現や避難時のQOL(生活の質)向上に貢献する。また、東洋アルミの持つさまざまな技術や製品を防災分野などに適用していく予定。

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