大和ハウスグループの大和物流(大阪市)は、京都府久御山町に物流施設「久御山物流センターII」を建設し、2月1日に稼働した。屋根上に太陽光パネルを1568枚設置した。出力は約600kW。発電した電力は自家消費のうえ、余剰分を売電する。
地上5階建て(倉庫4層)で鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造、延床面積は2万4501.50m2。重量物の保管・荷役に対応できる低床式。貨物用エレベーターと垂直搬送機を各3基備え、上下階へ荷物の搬送を円滑に行える。1フロアあたり最大6012m2の倉庫スペースを活用し、流通加工を伴う作業場の確保や自動化設備の導入など、物流戦略に基づく効率的なオペレーションが可能。
同社は、2018年7月に「久御山物流センター」を稼働、2020年8月に京都市に「京都物流センター」を建て替え増床するなど、京都府内での事業基盤を拡張してきた。久御山物流センターIIは、京都府で3棟目の物流施設となり、3棟合計で延床面積約5万m2を確保した。
交通利便性と施設使用を活用し、関西エリアに拠点を持つ企業の輸配送拠点などとして運用する。3拠点で連携することで、安定的な事業運営を行いながら、多種多様な物流ニーズに対応した提案をしていく。