テスホールディングスは、連結子会社であるプライムソーラー3合同会社を通じて、新規太陽光発電所2カ所を1月から順次、稼働した。また、稼働済み太陽光発電所1カ所を2021年12月に取得した。
茨城県桜川市の「TESS茨城桜川ソーラー発電所」は、太陽光パネルの出力1.4MW、連系出力1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、1月31日に稼働した。年間発電量は一般家庭約522世帯分に相当する約155万kWhを見込み、CO2削減効果は約703tとなる。太陽光パネルは中国ジンコソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウェイ製を採用した。発電した電力は東京電力エナジーパートナーに売電する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は36円/kWh。売電期間は2022年1月から18年2カ月。
兵庫県朝来市の「TESS兵庫朝来ソーラー発電所」は、太陽光パネルの出力が約0.3MW、連系出力が233kW。年間発電量は一般家庭約111世帯分に相当する約33万kWhを見込み、CO2削減効果は約155t。太陽光パネルは京セラ製と韓国ハンファQセルズ製、PCSは中国ファーウェイ製を採用した。発電した電力は関西電力送配電に売電する。売電単価は21円/kWh、売電期間は2022年1月から19年2カ月。
福島県塙町の「TESS福島東白川ソーラー発電所」は、2015年6月に稼働したセカンダリー案件。太陽光パネルの出力は約0.3MW、連系出力は250kW。年間発電量は一般家庭約80世帯分に相当する約24万kWhを見込み、CO2削減効果は約112t。太陽光パネルはシャープ製、PCSはダイヘン製を採用した。発電した電力は東北電力ネットワークに売電する。売電単価は36円/kWh、売電期間は2015年6月から20年間。
このほかにも、テスホールディングスは、日本GLPが運営する物流施設2カ所の屋上に太陽光発電所を設置した。太陽光発電所の所有者は日本GLPで、EPC(設計・調達・施工)およびO&M(運営・保守)をテス・エンジニアリングが担当する。
千葉県流山市の「GLP流山Dソーラー発電所」は、太陽光パネルの出力が2862.54kW、連系出力が1990kW。年間発電量は291万8922kWhを見込み、CO2削減効果は1328t。太陽光パネルは韓国ハンファQセルズ製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。発電した電力はFITにより売電する。稼働開始は2021年8月。
茨城県常総市の「GLP常総ソーラー発電所」は、太陽光パネルの出力が563.04kW、PCS出力が375kW。年間発電量は59万5577kWhを見込み、CO2削減効果は271t。太陽光パネルは韓国ハンファQセルズ製、PCSは中国ファーウェイ製を採用した。発電した電力は自家消費する。稼働開始は2021年7月。