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住林、志布志市に木材工場とバイオマス発電所を併設

製品製造から燃料利用まで木材のカスケード利用を実現

2022/02/15 23:17
工藤宗介=技術ライター
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志布志港全景
志布志港全景
(出所:国土交通省九州地方整備局志布志港湾事務所)
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志布志市臨海工業団地(5工区)
志布志市臨海工業団地(5工区)
(出所:志布志市)
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 住友林業は、鹿児島県志布志市に国産材を活用する木材加工工場とバイオマス発電所の建設について検討を開始した。志布志市との間で志布志市臨海工業団地(5工区)の土地売買契約を締結し、2月14日に立地基本協定書を締結した。

 住友林業が建設を検討する木材加工工場は、国産材を付加価値のある製品に加工し、国内やアジア、北米などへの輸出を目指す。木材製品の製造から、端材などを使ったバイオマス発電まで、木材をカスケード利用することで、九州地域の森林資源の競争力を高める。

 加工工場の処理能力は年間20万~30万m3程度を想定する。今後、具体的な事業計画の策定や設備の選定を進め、2025年中の操業開始を目指す。

 日本では、戦後植林した人工林を中心に森林蓄積量が52億m3に達し毎年1億m3程度が増加し続ける一方、木材自給率は41.8%に留まり、伐期を迎えた森林を生かし切れていないとの問題意識から、林業従事者、木材製造・加工業者、建築業者のすべてが事業収益を確保できる安定的な供給体制の構築を目指す。

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