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カルビー、新宇都宮工場でバイオガス発電、下水廃棄物を活用

2022/03/01 20:39
工藤宗介=技術ライター
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新宇都宮工場のバイオガス発電設備
新宇都宮工場のバイオガス発電設備
(出所:カルビー)
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エネルギー利用フロー図
エネルギー利用フロー図
(出所:カルビー)
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清原スマートエネルギーセンター
清原スマートエネルギーセンター
(出所:カルビー)
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 カルビーは3月1日、宇都宮市の清原工業団地内にある新宇都宮工場において、下水廃棄物を活用した、定格出力100kWのバイオガス発電設備を稼働したと発表した。東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)がエネルギーサービス方式で提供する。

 同工場の構内にTGESがバイオガス発電設備を設置し、工場の下水処理工程で、有機廃棄物を発酵処理する過程で発生するメタンなどのバイオガスを燃料としてガスエンジン発電機で発電し、工場に電気を供給する。ガス発電設備はヤンマー製で、出力は25kW×4基。

 年間発電量は一般家庭150世帯分に相当する636MWhを見込み、同工場で使用する電力の数%程度を賄う。温室効果ガスの削減効果は、CO2換算で年間約2000tとなる。

 同工場では、2020年2月から清原工業団地スマエネ事業による電気と熱の共同利用を開始し、高効率の分散電源システムを導入してきた。今回のバイオガス利用は、一層のCO2削減を目指し、再生可能エネルギーを活用するもの。

 清原工業団地スマエネ事業は、カルビー、キヤノン、久光製薬の3社7事業所が、TGESと連携して清原スマートエネルギーセンターのコージェネレーション(熱電併給)システムを共同利用するもの。単独事業所では困難だった約20%の省エネと約20%のCO2排出量削減を実現した。

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