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ソーラーカーポート事業、鋼製住宅メーカーや鉄鋼商社が参入

2022/03/14 18:53
工藤宗介=技術ライター
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カケフ住建のソーラーカーポート完成予想図
カケフ住建のソーラーカーポート完成予想図
(出所:カケフ住建)
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阪和興業のソーラーカーポート完成予想図
阪和興業のソーラーカーポート完成予想図
(出所:阪和興業)
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 大規模商業施設や企業の駐車場を活用したソーラーカーポートによる太陽光発電が注目されている。鋼製住宅の設計製造や建材の加工販売を手掛けるカケフ住建(岐阜県可児市)は、独自設計のソーラーカーポートの開発を進めており、プロトタイプ製品を4~5月にリリースし、正式製品を7~8月から本格艇に販売する予定。

 野立て太陽光発電所用架台で培ったノウハウを活用した。駐車しやすくドア開閉時に柱に当たらない片持ちタイプを採用。柱のスパンは、自動車2台に相当する約5mを確保した。60cmまでの積雪、秒速36mまでの風雨に耐えられる。

 1基あたり4台の自動車を駐車可能。プロトタイプは特定メーカーの太陽光パネル20枚(2列×10行)、正式版では複数メーカーに対応し、各メーカーのパネル仕様に応じて20~30枚(2列×10行または3列×10行)を設置できる。出力は10~12kW程度になると見込んでいる。

 また、大手商社の阪和興業は3月7日、累計550MWの野立て太陽光発電向け鋼製架台の供給実績で培った経験を活用し、ソーラーカーポートの設置事業を開始したと発表した。

 需要家の遊休資産の活用提案に加えて、太陽光に適した土地の減少や今後のEV(電気自動車)の普及も睨んだ事業で、共同事業者として建築確認申請から施工完了までワンストップで対応できる。鉄鋼商社の知見を生かしたコストダウンが可能。

 さまざまな設置場所や条件に合わせたフレキシブルな設計に対応でき、車の取り回しが容易な後ろ2本柱製品もラインアップした。また、EV用高速充電器や、BCP対策としての蓄電池の併設も可能にした。

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