東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は3月15日、米大手コンサルティング会社のフロスト&サリバンから、「カンパニー・オブ・ザ・イヤー・アワード」を受賞したと発表した。
受賞したのは、「カーボンニュートラル向けグローバル・パワーエレクトロニクス部門」で、太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)やエネルギー貯蔵システム、水素製造用整流器などの脱炭素に向けた製品群や、「エネルギー・リソース・ソリューション・プロジェクト(ERS-PJ)」の設立により、社内のさまざまな部門から多様な産業分野でのメンバーが集結し、新しいソリューションを立案、提供する仕組みが評価されたという。
フロスト&サリバンは、独自の調査により各業界で特に傑出した業績を挙げた企業を表彰する「ベストプラクティスアワード」を毎年、実施している。TMEICはこれまでに、「インダストリアル・パワー・エレクトロニクス部門」、「太陽光発電システム用パワーコンディショナ(PV-Inverter)部門」において同賞最高位となるカンパニー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、今回は初めて「カーボンニュートラル向けグローバル・パワーエレクトロニクス部門」において受賞した。
TMEIC執行役員の飛田正幸パワーエレクトロニクスシステム事業部事業部長は、「今回、PEiE(Power Electronics in Everything)のコンセプトのもと、カーボンニュートラル社会の実現に向けたTMEICの取り組みが高く評価された。今後もカーボンニュートラル社会に向けた新規ソリューションの提供を目指す」とのコメントを公表した。