共英製鋼、枚方事業所に太陽光、自家消費で事業性確保

2022/03/19 22:08
工藤宗介=技術ライター
枚方事業所の製品倉庫に設置した太陽光発電設備
枚方事業所の製品倉庫に設置した太陽光発電設備
(出所:共英製鋼)
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 共英製鋼は3月10日、大阪府枚方市の枚方事業所において製品倉庫の屋根上に自家消費型太陽光発電設備を設置し、1月16日に稼働したと発表した。

 製品倉庫は、2021年7月に竣工した施設。設計段階から太陽光パネルの設置を予定し、建設と並行してシステム選定を進めてきた。固定価格買取制度(FIT)の買取価格が低下していることから、自家消費で電力コスト削減が可能となることを条件にプランを選定した。

 太陽光パネルの出力は442.8kW。予想年間発電量は約486MWhで、枚方事業所全体で使用される電力の約0.3%を賄う。年間CO2削減効果は約190tの見込み。太陽光パネルは中国ジンコソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウェイ製を採用した。

 同社グループは、2030年度のCO2排出量を2013年度対比50%削減との目標を掲げ、省エネや低環境負荷燃料への転換、再生可能エネルギーの活用、緑化事業などを推進している。今回の太陽光発電設備の導入もその一環となる。

 電炉メーカーである同社は、鉄スクラップの溶解などに多くの電力を必要とする。今回の発電設備の効果は限定的だが、自家発電・自家消費で事業採算性が担保できる実証モデルとして、今後、他の拠点や子会社にも展開していく方針。