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大林、神栖市に51MWのバイオマス発電所、輸入チップで

2022/03/23 18:59
工藤宗介=技術ライター
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大林神栖バイオマス発電所
大林神栖バイオマス発電所
(出所:大林組)
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 大林組は3月8日、茨城県神栖市に定格出力51.5MWの輸入木質燃料専焼による木質バイオマス発電所「大林神栖バイオマス発電所」を建設し、2月から営業運転を開始したと発表した。

 年間発電量は、一般家庭約11万世帯分に相当する約35万6400MWhの見込み。ボイラーはオーストリア・アンドリッツ製、蒸気タービン発電設備は独シーメンス製を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは東洋エンジニアリングが担当した。

 「FSC認証」「PEFC認証」といった独立した森林認証機関によって持続可能性が認証された木質バイオマスを使用する。主に東南アジア・北米産の木質ペレットや、一部にパーム椰子殻(PKS)も使用する予定。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき東京電力パワーグリッドに売電する。売電単価は24円/kWh。

 事業主体は、大林グループの再生可能エネルギー事業会社である大林クリーンエナジー(東京都港区)が設立した大林神栖バイオマス発電(神栖市)。初期投資は約300億円。年間売上は約85億円を見込んでいる。

 大林グループにとって2カ所目のバイオマス発電所となる。1カ所目となる山梨県大月市の「大月バイオマス発電所」は、定格出力14.5MWで燃料に国内材(未利用材、剪定枝など)を使用し、2018年2月に運転を開始した。

 このほかにも大林グループでは、太陽光発電所28カ所、陸上風力発電所1カ所を運営する。今回の大林神栖バイオマス発電所の開業により、再生可能エネルギー事業における総出力は約205MWになった。

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