中部電力、佐合木材(岐阜県美濃加茂市)、三菱HCキャピタルの3社は、岐阜県美濃加茂市に「美濃加茂バイオマス発電所」を建設する。3月1日、建設工事に着手したと発表した。
出力は7.1MW、年間発電量は一般家庭1.6万世帯分に相当する約5000万kWhの見込み。燃料には、主に岐阜県産の未利用間伐材などによる木質チップを使用する。
発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき中部電力パワーグリッドに売電する。売電単価は、未利用材が32円/kWh、一般材が24円/kWh。
ボイラーは三菱重工パワーインダストリー製、ボイラーは新日本造機製、発電機は西芝電機製を採用する。施工は、中部プラントサービスと三菱重工パワーインダストリーの共同企業体(JV)が担当する。
事業主体は、3社が共同出資する「合同会社美濃加茂バイオマス発電所」。出資比率は、中部電力が40%、佐合木材と三菱HCキャピタルが各30%。2023年10月に運転を開始する予定。