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ENEOSとトヨタ、裾野市の実証都市で再エネ水素を活用へ

2022/03/26 08:58
工藤宗介=技術ライター
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Woven CityにおけるCO2フリー水素利活用の取り組み
Woven CityにおけるCO2フリー水素利活用の取り組み
(出所:ENEOS、トヨタ、ウーブン・プラネットの共同リリース)
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水素ステーションのイメージ
水素ステーションのイメージ
(出所:ENEOS、トヨタ、ウーブン・プラネットの共同リリース) 
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 ENEOSとトヨタ自動車は、トヨタが静岡県裾野市で建設を進める実証都市「Woven City(ウーブン・シティ)」において、再生可能エネルギー由来のCO2フリー水素(グリーン水素)の製造と利用を共同で推進する。3月23日、共同開発契約を締結したと発表した。

 両社は、2021年5月に基本合意し、Woven Cityにおける水素利用について検討を進めてきた。今回の共同開発契約では、ENEOSによるWoven City近隣での水素ステーションの建設・運営、水素ステーション内に設置する水電解装置でのグリーン水素の製造、Woven Cityおよび燃料電池車(FCEV)への水素供給に着手することを決定した。

 水素ステーションは、Woven Cityの隣接地に建設する予定。製造したグリーン水素を乗用車や商用車などさまざまなFCEVに供給するとともに、パイプラインでWoven Cityに供給する。また、水素ステーション内に停電時用の燃料電池による発電設備を設置する。

 さらに、Woven Cityおよび近隣における燃料電池の導入推進とFCEVを中心とした水素需要の原単位の検証および需給管理システムの構築についても具体的な検討を進めることに合意した。Woven Cityのコミュニティ・エネルギー管理システム(CEMS)とENEOSの水素製造を最適化する水素EMS(エネルギー管理システム)の連携を検討する。

 Woven City開所(2024~2025年を予定)の前に水素ステーションを稼働する予定。トヨタの子会社で先端技術開発を手掛けるウーブン・プラネット・ホールディングス(東京都中央区)とともに、Woven Cityにおける水素利用をさらに加速するとしている。

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