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オリックス不動産、松伏町の物流施設にPPAでメガソーラー

2022/03/28 21:03
工藤宗介=技術ライター
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松伏ロジスティクスセンター
松伏ロジスティクスセンター
(出所:オリックス)
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100%再エネ電力供給のスキーム図
100%再エネ電力供給のスキーム図
(出所:オリックス)
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 オリックス不動産(東京都港区)は、埼玉県松伏町の物流施設「松伏ロジスティクスセンター(松伏LC)」に、オンサイト型PPA(電力購入契約)モデルによる屋根置きメガソーラー(大規模太陽光発電設備)を設置し、3月25日から電力供給を開始した。同社初となる100%再生可能エネルギー由来の電力供給を実現した。

 「松伏LC」は、2019年3月に竣工したマルチテナント型物流施設。延床面積は7万7372.32m2で、入居テナント数は4社ですべて入居済み。今回設置した太陽光パネルの出力は約1.713MWで、CO2排出削減効果は、年間約970.8tとなる見込み。PPA事業者は、オリックスグループのエネルギーサービス子会社になる。

 発電した電力は、共用部・専有部の施設全体に供給し、使用電力を全量賄える見込み。夜間や天候の影響などで電力が不足する場合は、オリックスからトラッキング付き非化石証書をセットにした電力を供給する。希望する入居テナントに対しても100%再エネ電力の環境価値を譲渡する。

 余剰電力は、固定価格買取制度(FIT)やフィード・イン・プレミアム(FIP)を用いて売電する。常温物流施設は屋根面積の広さに対して使用電力が少ない傾向にあり、松伏LCでは発電量の約半分の余剰売電を見込んでいる。また、余剰発電分に由来する環境価値を他物件に紐付けることが可能(トラッキング付き非化石証書)で、オリックスグループが保有する施設へ紐付けする予定。

 オリックスグループは、1995年から環境事業に取り組み、国内約1000MW(1GW)の太陽光設置実績がある。また、オリックス不動産は現在、環境配慮型物流施設の開発を推進し、CASBEE認証の取得や全館LED完備、電気自動車(EV)充電スタンドの設置などに取り組んでいる。今後、再エネ100%での電力供給を全物件に対応する計画。現在、未着工を含む13物件に導入する予定。

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