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福島で44MW・熊本で110MWのメガソーラー計画、法アセス審査

2022/03/31 19:09
工藤宗介=技術ライター
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熊本県山都町に稼働中のメガソーラー
熊本県山都町に稼働中のメガソーラー
(出所:日経BP、環境アセス中の案件・予想図ではありません)
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 経済産業省は、3月10日に2021年度第9回、3月24日に同第10回の環境審査顧問会 太陽電池部会を開催し、メガソーラー(大規模太陽光発電所)2件の環境影響評価準備書および環境影響評価方法書の書類審査を実施した。

 第9回会合では、福島市に計画される「NW福島CC太陽光発電所設置事業(仮称)」の環境影響評価準備書を審査した。同事業は、ゴルフ場跡地の約60.3haに太陽光パネル出力44MW、連系出力35MWのメガソーラーを建設するもの。

 事業主体はノザワワールド(茨城県ひたちなか市)。出力600W/枚の単結晶シリコン太陽光パネルを7万3000枚、三相125kWの出力抑制機能付きパワーコンディショナー(PCS)を280台、昇圧変圧器(副変圧器)を35台、送変電設備(主変圧器)を1台設置する。電力会社への送電(系統連系)は、事業用地内で行う計画。

 工事期間は約2年間の予定。建設地は積雪の影響が大きいと懸念されるため、工事工程においても冬季積雪期間の工事中断を想定する。現段階では2022年8月着工、2025年3月の運転開始を見込んでいる。

 第10回会合では、熊本県山都町に計画される「アグリヒルズ・ソーラー山都発電事業」の環境影響評価方法書を審査した。国営農地造成事業で完工整備された普通畑約500haのうち、農業従事者の後継者不足、農政の変革などにより営農困難な未利用地約116haに太陽光パネルの出力約110MW程度、連系出力約90MW程度を設置する。

 事業主体は、山都太陽光発電所合同会社(熊本県益城町)。出力475W/枚の多結晶シリコン型太陽光パネルを約23万枚、PCSを29台(3200kW×25台、2500kW×4台)、昇圧変圧器(副変圧器)を29台、総変電設備(主変圧器)を3台設置する。

 階段状に整備された既存農地を活用するため、設備設置のための土地造成は原則行わない(変電所の建設用地、その残土を用いた嵩上げ盛土、沈砂池など一部の造成は行う)。工事期間は着工後18カ月まで、試験運転期間は完成後3カ月の予定。また、営業運転期間は売電開始後25年(300カ月)を予定する。

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