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網走市のバイオマス発電、道内産木質チップ100%

三菱ガス化学、SMFLみらい、東京エネシスが参画

2022/04/04 21:58
工藤宗介=技術ライター
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網走バイオマス発電所2号機
網走バイオマス発電所2号機
(出所:石油資源開発)
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網走バイオマス発電所3号機
網走バイオマス発電所3号機
(出所:石油資源開発)
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 石油資源開発(JAPEX)などが推進する北海道網走市の「網走バイオマス発電所2号機」「同3号機」の開発プロジェクトに、三菱ガス化学、SMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区)、東京エネシスの3社が新たに出資参画する。4月1日に発表した。

 再生可能エネルギー発電システムの開発設計・販売・施工・保守管理を手掛けるWIND-SMILE(東京都江東区)が立ち上げたプロジェクト。出力は各9.9MWの合計19.8MW。燃料は、北海道産の木質チップを100%使用し、内訳は未利用材が約75%、一般材が約25%となる。

 発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき北海道電力ネットワークに売電する。売電単価は未利用材が32円/kWh、一般材が24円/kWh。加重平均売電単価は約30円/kWhの見込み。売電期間は20年。2号機は2022年8月、3号機は2022年12月に営業運転の開始を目指す。

 事業主体は、特別目的会社(SPC)の合同会社網走バイオマス第2発電所および合同会社網走バイオマス第3発電所。今回の出資参画によるSPC2社の出資比率は、JAPEXが33.8%、三菱ガス化学が33.4%、SMFLみらいパートナーズが20.0%、東京エネシスが7.0%、WIND-SMILEが5.1%、日本製紙木材が0.7%となる。

 発電設備は、WIND-SMILEが国内における独占供給契約を締結する独INTEC Engineering製を採用する。EPC(設計・調達・施工)サービスはWIND-SMILE、O&M(運営・保守)サービスはWIND-SMILE子会社の合同会社WOOD-SMILE(北海道網走市)が担当する。

 また、発電所のアセットマネジメント業務はJAPEXの100%子会社であるジャペックスグリーンエナジー(JGE)が受託した。そのうち、パフォーマンスマネジメント業務は東京エネシスに移管する予定。

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