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福島県に国内最大147MWの風力発電、東電管内に送電

阿武隈の稜線に46基、住商、JR東など出資

2022/04/04 22:18
工藤宗介=技術ライター
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完成予想図
完成予想図
(出所:ふくしま未来研究会)
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計画地点の位置図
計画地点の位置図
(出所:住友商事)
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 住友商事など9者は、福島県阿武隈地域に国内最大規模となる総出力約147MWの陸上風力発電所「阿武隈風力第一発電所」「同第二発電所」「同第三発電所」「同第四発電所」の開発を進めている。4月1日、建設工事を開始したと発表した。2025年春に完工する予定。

 福島県田村市、大熊町、浪江町、葛尾村にまたがる阿武隈地域の稜線上に全高約148mの風車を46基設置する。東芝エネルギーシステムズ(川崎市)が風車の供給および20年間のO&M(運営・保守)サービス契約を締結し、米GE(ゼネラルエレクトリック)製の単機出力3.2MWの風車(型式:3.2-103)を納入する予定。

 年間発電量は、一般家庭約12万世帯分に相当する見込み。発電した電力は、福島送電(福島市)が設置する共用送電線に接続し、東京電力パワーグリッドの電力系統に送電して売電する。固定価格買取制度(FIT)単価は22円/kWh。売電収入の一部は、地域の復興支援に活用する計画。

 事業主体は福島復興風力合同会社(福島市)。出資企業・団体は、住友商事、JR東日本エネルギー開発(東京都港区)、一般財団法人・ふくしま未来研究会、ジャパンウィンドエンジニアリング(東京都港区)、福島発電(福島市)、清水建設、大林クリーンエナジー(東京都港区)、レノバ、信夫山福島電力(福島市)。出資比率は非公表。

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