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北陸電力、バイオマス発電に出資、オンサイトPPA太陽光が稼働

2022/04/13 21:37
工藤宗介=技術ライター
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アイケープラスト本社工場
アイケープラスト本社工場
(出所:北電BEST)
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 北陸電力が再生可能エネルギー事業の展開を加速している。国内最大級のバイオマス発電に出資するほか、グループ会社がオンサイト型PPA(電力購入契約)によるメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置・稼働した。

 北陸電力は3月31日、住友商事および住友商事東北(仙台市)が仙台市で計画する仙台港バイオマス専焼発電事業に出資参画すると発表した。北陸電力がバイオマス専焼発電事業に出資参画するのは初めてとなる。

 出力は112MW、年間発電量は一般家庭約26万世帯分に相当する約7.8億kWhの見込み。燃料は、森林認証取得済みの輸入木質ペレットと国内未利用材で、固定価格買取制度(FIT)による売電単価は、輸入材が24円/kWh、国内未利用材が32円/kWh。

 事業主体は仙台港バイオマスパワー合同会社。出資比率は、住友商事が45%、北陸電力が25%、東京ガス子会社のプロミネットパワー(東京都港区)が25%、住友商事東北が5%。EPC(設計・調達・施工)サービスは、日揮が担当する。4月に着工し、2025年10月に運転を開始する予定。

 また、北陸電力グループの北陸電力ビズ・エナジーソリューション(北電BEST、富山市)は、食品容器製造のアイケープラスト(福井県敦賀市)とオンサイト型PPAモデルによる太陽光発電の提供サービスの契約を締結し、4月1日から運用を開始した。

 アイケープラスト本社工場の屋上に、出力1402kWの自家消費型太陽光発電設備を設置した。同工場の使用電力の6.9%を賄い、年間694tのCO2排出量を削減できる見込み。不足分は、北陸電力が系統電力を供給する。

 北電BESTは、北陸地域の法人向けにオンサイト型PPAにより太陽光発電の電力を提供している。2022年4月現在で法人顧客18カ所、合計1万14kWの実績がある。

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