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日東工業、中古パネルと蓄電池で自家消費システム

2022/04/19 23:31
工藤宗介=技術ライター
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環境配慮型の産業用自家消費蓄電システムの設置イメージ
環境配慮型の産業用自家消費蓄電システムの設置イメージ
(出所:日東工業)
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 日東工業は4月13日、使用済みの中古太陽光パネルと電気自動車(EV)で使用した蓄電池(バッテリー)をリユース(再使用)した環境配慮型の産業用自家消費向け蓄電システムを開発・実証導入すると発表した。静岡県掛川市にある同社掛川工場に設置し、製品化を目指す。

 5種類の異なる仕様の中古太陽光パネル1115枚・出力約326.5kWと、EV8台で使用した蓄電池・容量約130kWhを組み合わせた。掛川工場への導入効果として、年間約42万5826kWhの使用電力削減、年間約172.9tのCO2削減効果が期待される。また、BCP対策として停電時の事務所棟にも給電する。6月に稼働する予定。

 中古太陽光パネルは、サンテレホン(東京都中央区)が調達・提供するもの。環境省が策定した「太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドライン」に基づき、安全性を確認している。

 中古蓄電池は、フォーアールエナジー(横浜市)が「日産リーフ」の使用済み品を再製品化したもの。電池再使用プロセスに関する規格「UL1974」を世界で唯一取得している。

 日東工業は、EV用のケーブル付普通充電器市場で国内シェア約4割の累計出荷実績がある。今後は、EV搭載の蓄電池を再使用する同システムを開発し製品化する。また、リユース製品を組み合わせることで、製造工程で発生するCO2の削減や資源の再利用を進める。2022年度中の製品化を目指す。

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