ニュース

相模原市でバイオガス発電、店舗などから食品廃棄物

2022/05/06 19:41
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
事業スキーム
事業スキーム
(出所:ジャパンインベストメントアドバイザー)
クリックすると拡大した画像が開きます

 さがみはらバイオガスパワー(神奈川県相模原市)は、食品廃棄物を主原料としたバイオガス発電事業を計画している。メタン発酵で生み出したメタンガスなどをガスエンジン発電設備の燃料に使い、発電した電力を固定価格買取制度(FIT)で売電する。

 4月28日、ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)が、他の4者と共同出資して発電事業に参画すると発表した。

 同事業では「さがみはらバイオガスパワー田名発電所」を建設し、近郊の食品メーカーやスーパーなどから食品廃棄物を収集する。FITによる売電のほか、発電時に排出される熱を汚泥の乾燥処理に用いて、乾燥汚泥を肥料原料として活用する。

 廃棄物処理量は日量約50t、発電設備の出力は487kWの予定。約41世帯分の平均電力消費量に相当し、年間1828tのCO2削減効果が期待される。日照に関わらず発電できるため、同程度の出力の太陽光と比べて約7倍の発電量が見込める。発電した電力は、FITに基づき東京電力パワーグリッドに売電する。6月に着工、2023年3月に完工、同年10月に発電開始する予定。

 事業主体であるさがみはらバイオガスパワーの資本金は9010万円。うちJIA出資額は3900万円になる。また、日本フードエコロジーセンター(相模原市)、オルタナフィード(東京都中央区)、一般社団法人グリーンファイナンス推進機構、石原テクノ(大阪市)が共同出資する予定。

 JIAは、2014年から太陽光発電所の開発・運営を開始し、これまで開発に携わった発電所の累計出力は約100MWになる。2022年3月時点で国内25拠点、合計71.3MWの発電所を管理・運営する。これらの太陽光発電で培った知見を活用し、太陽光に続く電源事業の一環として今回の出資となった。今後5年間で500MW規模の新電源の事業構築を目指す。

  • 記事ランキング