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PPA太陽光・蓄電池をマッチング、オフサイトも想定

2022/05/10 23:11
工藤宗介=技術ライター
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太陽光発電・蓄電池設備のマッチング機能を加えた統合プラットフォームのイメージ
太陽光発電・蓄電池設備のマッチング機能を加えた統合プラットフォームのイメージ
(出所:エナーバンク)
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 エナーバンク(東京都中央区)は5月9日、太陽光発電や蓄電池設備の導入を検討する需要家と提供事業者のマッチングを本格的に開始すると発表した。同社が運営する電力オークション「エネオク」に加えて、太陽光・蓄電池設備のマッチング機能をサポートすることで、統合プラットフォームを構築する。

 マッチング後の導入方法では、需要家が所有するほか、オンサイト型PPA(電力購入契約)やオフサイト型PPAなど、第三者所有やリース方式を想定している。同社によると電気代高騰でオフサイト型PPAも急速に伸びているという。

 同社は、2021年11月に環境省施設へのオンサイト型PPA導入に向けた調査業務を受託。需要家である官公庁・自治体とPPA事業者をマッチングするPPA導入支援サービスを構築した。今回、同事業で構築したプラットフォームを民間向けにも展開する。

 消費量・コストの低減や脱炭素の推進に向けて自社で太陽光・蓄電池を導入したい需要家と、これらを提供する小売電気事業者やPPA・EPC(設計・調達・施工)サービス事業者とのマッチング機能を提供する。再生可能エネルギーに追加性を求める需要家ニーズに対応し、小売電気事業者がPPAモデルで太陽光を調達するケースも増えているという。

 需要家は、調達条件に合った事業者の中から見積試算を行い、自社施設において経済性、環境性、サプライヤーの安全性を合わせて比較検討し、事業者を選定できる。特に電気代高騰の影響を受けている、電力消費量の多い製造業や商業施設の特別高圧・高圧の需要家や、官公庁・自治体をターゲットに設備導入およびマッチングを提案していく。

 合わせて、太陽光・蓄電池のPPAやEPCサービスを取り扱うパートナー事業を募集する。現在、大手事業者を含む7社以上とパートナーシップ契約を結び需要家への紹介を開始している。また、これからPPA事業を検討する事業者に最適な設備システムの選定支援コンサルティングも提供する。

 エネオクは、小売電気事業者がリバースオークション形式で競争入札する、オークション型の仲介サービスプラットフォーム。ヒトが介在せずにWebシステムで完結させることで透明性を担保し、中立的なポジションで需要家が無料登録・オークション利用・切り替えでき、電気小売事業者が公平・公正に入札できるのが特徴。これまで全国3000超の施設への導入実績がある。

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