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リニューアブル・ジャパン、主任技術者育成に新研修制度、人材不足に先手

2022/05/11 18:45
工藤宗介=技術ライター
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電力インフラ技術者の育成ロードマップ
電力インフラ技術者の育成ロードマップ
(出所:リニューアブル・ジャパン)
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電力インフラ技術者の育成ロードマップ
電力インフラ技術者の育成ロードマップ
(出所:リニューアブル・ジャパン)
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 リニューアブル・ジャパンは5月9日、現在の技術者のさらなる技術力向上とともに次世代を担う電力インフラ技術者の育成を目指す「RJアカデミー」を開始すると発表した。5月中に第1回目の研修を実施する予定。

 再生可能エネルギー発電所を安定的に稼働するには、高度な保安管理業務を担う電気主任技術者が必要になるが、現状は約4割が60歳以上と高齢化が進んでいる。2030年には約2000人が不足すると見込まれており、将来的な人材不足が課題となっている。

 RJアカデミーは、電気主任技術者の育成研修制度で、受講者の各レベルに合わせて10日に1回程度の頻度で研修を実施する。まずは社内の技術者および新卒採用者を対象とする。また、マネジメント層(事務所長)にも研修を行う計画で、受講者は120人前後を予定する。将来的には社外展開も視野に入れる。

 技術者は各地域拠点に点在するため、座学はWeb会議で実施する。実践研修は、同社がO&M(運営・保守)サービスを担当する、高圧・特別高圧に連系する大規模な発電所で実施する。同社では年次点検の内製化を進めており、2022年は約20カ所の特別高圧発電所での実践研修が可能としている。

 新卒採用者の場合で、1年目は社内研修および現場OJTなどを、2年目は高圧案件対応などを研修し、第三種電気主任技術者国家試験合格を目標とする。さらに3年目は特別高圧案件対応などを研修し、実務経験3年で保安法人資格取得、5年で第二種電気主任技術者資格取得を目指していく。

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