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太陽光でキャラクターが成長、「人工観葉植物」デバイス

2022/05/16 20:43
工藤宗介=技術ライター
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「デザインデバイス(LNES SL-03)」
「デザインデバイス(LNES SL-03)」
(出所:日本ゼオン)
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オリジナルキャラクターの育成画面
オリジナルキャラクターの育成画面
(出所:日本ゼオン)
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 化学素材メーカーの日本ゼオンは、同社が開発したカード型太陽電池「SOLAR CARD」を使用した「デザインデバイス(LNES SL-03)」を開発し、4月28日から試験販売を開始した。植物が成長する姿から着想を得て、太陽光で徐々に充電されていく様子をスマートフォンアプリで可視化するエンタメ機能を搭載した。

 SOLAR CARDは、カーボンナノチューブ技術を使ったプラスチック型色素増感太陽電池。樹脂系太陽電池で必要だったレアメタル触媒を用いずに発電可能で、カードスケールでの製作が難しかった柔らかい素材でのプロセスを実現した。1枚あたりのサイズは80×20×1.2mm、重さは14g。

 デザインデバイスは、同社が2016年から展開するオープン型の革新的デザインプロジェクト「project LNES」の新製品。育成型人工観葉植物として、スマートフォンアプリとの連動機能によりオリジナルキャラクターを育成するなどのエンタメ機能を搭載した。

 スマートフォンアプリ連動機能は、SOLAR CARDによる発電量のリアルタイム可視化機能(Real-time mode)、太陽光をどのくらい浴びたかをライフスタイルに合わせて確認できる日向ぼっこ可視化機能(Life time mode)、日の当たり方のトレンド曲線のグラフ化やそのデータを用いたキャラクター育成機能(Trend mode)を備えた。

 本体機能としては、3種類の点灯モードを持つ灯り機能、本体をタッチすると生命のように灯りが瞬きする対話機能、電源切れしたスマートフォンの電源を数%程度スポット的に回復させるスポットチャージ機能を備えた。SOLAR CARDを1枚と、容量1200mAhのリチウムイオン電池を搭載する。本体サイズは約122×105×197mm、重さは約162g(台座含む)。

 試験販売は、神奈川県藤沢市の「湘南T-SITE」、東京都世田谷区の「二子玉川 蔦屋家電」、東京都渋谷区の「代官山T-SITE」、東京都港区の「六本木 蔦屋書店」、千葉県柏市の「柏の葉T-SITE」で店頭販売するほか、蔦屋家電通販サイトでオンライン販売する。販売台数は限定800セットの予定。試験販売特価は9800円(税込み)。

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