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PAG、国内太陽光の開発案件293MW買収、ファースト・ソーラーから

2022/05/18 15:17
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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ファースト・ソーラーが日本で開発したメガソーラー
ファースト・ソーラーが日本で開発したメガソーラー
(出所:日経BP)
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 アジア太平洋地域を中心とする投資企業であるPAGは5月16日、同社不動産部門が運用するファンドが、合計293MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)のパイプライン(開発中プロジェクト)を買収すると発表した。

 買収するのは、米ファースト・ソーラーが日本で展開する太陽光発電所の開発案件で、太陽光パネルの設置出力で合計293MWに達する。いずれも今後2年間で稼働する予定という。同時にファースト・ソーラーの日本での太陽光発電開発チームと、発電所の運営チームも買収することで合意した。

 PAGは2021年にファースト・ソーラーが日本で開発した50MWの太陽光発電所を取得しており、今回のパイプライン買収により、ファースト・ソーラーを通じて合計343MWのメガソーラー事業を取得することになるという。

 PAGは、これらのほかにも日本で複数のメガソーラーを管理・運営しており、今回の買収で、パネル出力ベースで合計665MWに達し、国内有数の再生可能エネルギー設備の運営企業になるとしている。

 今回の買収は規制当局と関係当事者から必要な承認が得られ、また通常一般的な締結条件の充足を前提として、パイプラインは2022年第2四半期中、運営(O&M)チームは2022年後半に完了する予定としている。なお、買収条件は非公開。

 PAGは、アジア太平洋地域を中心に、クレジット&マーケット、プライベート・エクイティ、不動産という3つのコア投資戦略を持つ。投資家を含む300社近い機関投資家の資金を運用しており、運用資産残高は現在500億米ドルに達するという。

 ファースト・ソーラーは、化合物系薄膜タイプの太陽光パネルの製造・販売で世界のトップメーカー。メガソーラー開発事業、EPC(設計・調達・施工)サービスでも世界トップクラスの実績を持ち、日本でも関東や北陸などでメガーラー事業を展開してきた(関連記事:北陸最大のメガソーラー、「直流1500V」でコスト下げて効率アップ)。

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