九州電力グループの海外事業会社であるキューデン・インターナショナル(福岡市)と、自然電力グループの海外事業会社である自然・インターナショナル(福岡市)は5月11日、資本提携を行い、東南アジアを中心とした海外の再生可能エネルギー事業を共同開発していくことに合意した。
合意に基づき、キューデン・インターナショナルは、自然・インターナショナルに出資する。出資額・出資比率は非公表。自然・インターナショナルが持つ現地に根差したネットワークと、キューデン・インターナショナルが保有する技術力および開発力を組み合わせ、両社共同で将来の開発機会を検討する。
九州電力グループは、世界15カ国・地域で20件の再エネを含むエネルギー事業に参画し、持分出力は2910MWになる。また、再エネ電源については国内外合わせて2025年度に4GW、2030年度に5GWを開発し、持分出力2.5GWを目指している。
自然・インターナショナルは、運転中プロジェクトが73.3MW、建設中プロジェクトが11.6MW、初期段階を含む開発中プロジェクトが349MWになる。このほかにも、4月にはマレーシアにおける合計150MWの浮体式太陽光発電所のフィージビリティスタディ(FS)を実施することに合意した。