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村田製作所、立体駐車場の「壁面」にも太陽光パネル

2022/05/24 23:18
工藤宗介=技術ライター
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環境配慮型立体駐車場。屋根上と壁面に太陽光パネル設置
環境配慮型立体駐車場。屋根上と壁面に太陽光パネル設置
(出所:村田製作所)
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 村田製作所は5月23日、同社の中国生産子会社である無錫村田電子有限公司が、同社グループ初となる環境配慮型立体駐車場を同日竣工したと発表した。屋上および南側壁面、東側壁面に太陽光パネルを1553枚設置し、土地面積あたりの太陽エネルギーの吸収率を約1.2倍向上させた。

 太陽光パネルの出力は823kW。年間発電量は一般家庭300世帯以上に相当する76万kWhを見込み、年間CO2削減効果は490tとなる。発電した電力は、駐車場の照明、電気自動車の充電に使用し、さらに余剰があれば第二工場の共通設備で使用する予定。第二工場で使用させる電力の1.2%を賄える見込み。

 太陽光パネルのメーカーは隆基乐叶光伏科技有限公司。裏面でも受光可能な両面発電パネルを採用することで設置面積あたりの発電効率を向上した。直射日光だけでなく、駐車車両、地面などから受ける反射光からも一定の発電が期待できる。

 RC造6階建てで延床面積は2万360m2。1〜2階がバイク駐車エリアで1483台収容可能、2〜6階が乗用車駐車エリアで501台収容可能。

 無錫村田電子は今後、中国政府が掲げるCO2排出を2030年までにピークに達し2060年までにカーボンニュートラルに実現するよう努力する「3060目標」の実現に向けて、太陽光パネルの増設、グリーン電力の導入に取り組み、2023年度までに無錫村田電子の再生可能エネルギー100%達成、2025年度までに中国標準のカーボンニュートラル(Scope1+Scope2)達成を目指す。

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