ヒューリックは、東京都江戸川区に「ヒューリックロジスティクス葛西」を建設し、5月に竣工した。自社開発の物流施設として第1号となる。環境配慮設備として、屋上に自家消費型太陽光発電設備を設置する。センコーが一棟賃借し「葛西第2PDセンター」として5月9日に開所式を開催した。
太陽光パネルの出力は約550kW、年間発電量は約56万kWhの見込み。また、全館LED照明を備え、5月16日付で建築環境総合性能評価システム「CASBEE-建築」のAランクを取得した。
このほかにも同社基準の耐震性能、72時間分の非常用発電設備や防災備蓄倉庫を備え、BCP性能にも優れる。周辺は江戸川区の地域防災拠点に指定された水害リスクの少ない土地であり、社会インフラである物流施設に最適な立地特性という。
地上5階建て鉄骨造で、延床面積は1万9923.75m2。同社が大型バリューアッド案件として2018年に取得した「ヒューリック葛西臨海ビル」の未利用容積約100%分を活用した増築計画になる。