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全自動ドローンの夜間無人運用、銅線ケーブルの盗難対策に

2022/05/27 22:53
工藤宗介=技術ライター
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全自動ドローンと充電ポートDroneNest
全自動ドローンと充電ポートDroneNest
(出所:afterFIT)
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夜間飛行時の赤外線撮影画像のサンプル
夜間飛行時の赤外線撮影画像のサンプル
(出所:afterFIT)
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 afterFIT(東京都港区)は5月25日、全自動ドローンの夜間における補助者なしの目視外飛行の運用について、国土交通省から承認を取得したと発表した。日中だけでなく夜間も無人飛行が可能になったことにより、太陽光発電所の保守管理だけでなく盗難被害に対する防犯・監視にも活用できる。

 全自動ドローンは、太陽光発電所に充電ポート「DroneNest」とドローンを設置し、東京本社のパソコン画面上で飛行開始のボタンを押すと、あらかじめ決められた点検ルートに沿って自動飛行する。機体に搭載された赤外線カメラで太陽光パネルを撮影し、自動的にDroneNestに戻る。1回の点検時間は20分程度で、充電は60分で完了する。

 同社は、自社管理の太陽光発電所において全自動ドローンによる日中の保守点検を2月から運用しており、3月からは目視内での夜間飛行の実証実験を行っていた。今回、国土交通省から目視外夜間飛行の承認を取得したことにより、日中・夜間を問わず完全無人での遠隔飛行が可能になった。

 太陽光発電所では、銅線盗難被害が近年問題となっている。全自動ドローンと防犯・監視システムと連携させることで、監視システムが異常検知した場所へドローンを飛行させ、遠隔地から侵入者へ警告を行うことが可能になる。

 今後、自社管理発電所での夜間の無人運用の検証のなかで夜間の侵入者検知・警告に関する有効性を確認し、自社管理以外の発電所向けにサービス提供や導入に向け提案していく。すでに製品を用いた概念実証(PoC)を提案しており、2022年度内に数件の販売を目指す。

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