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男鹿市・潟上市・秋田市沖の洋上風力で秋田県立大学・秋田大学と連携

2022/05/31 08:07
工藤宗介=技術ライター
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秋田大学との協定書調印式の様子
秋田大学との協定書調印式の様子
(出所:大阪ガス、三井物産、加NPI、ユナイテッド計画によるコンソーシアム)
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 大阪ガス、三井物産、加Northland Power International Holdings(NPI)、ユナイテッド計画(UK、秋田市)の4社によるコンソーシアムは、洋上風力発電を主とした再生可能エネルギー分野における産学連携に関して、秋田県立大学と覚書を、秋田大学と協定書を締結した。5月27日に発表した。

 同コンソーシアムは、秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖における最大出力400MWの洋上風力発電事業の事業化検討を進めている。設備構成は、単機出力9.5MW~15MW級風車を最大42基、設置する。2021年8月~9月に環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書の縦覧を行った。

 今回、同事業を通じた地域社会への貢献を目指し、秋田県立大学および秋田大学と連携協力する。具体的には、コンソーシアムが設立検討する洋上風力発電運営会社または参加各社による大学在学生に対する講義や寄付講座の導入、フィールドワークおよび共同研究、インターンシップ受け入れ、そのほか風力発電産業の発展や人材育成に資する施策などを検討する。

 秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖は、再エネ海域利用法に基づき、洋上風力の促進区域の指定に向けた準備に着手する「有望な区域」に整理されており、促進区域の指定に向けた検討が進められている。

 その一方、想定区域の周辺には渡り鳥の集団渡来地(越冬地・中継地)である八郎潟干拓地および小友沼があり、ガン類、カモ類、ハクチョウ類の水鳥やサシバなどの猛禽類の主要な渡り経路となっている可能性がある。また、想定区域および周辺の一部は「生物多様性の観点から重要度の高い海域」に選定されている。

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