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NTTアノードエナジー、700カ所の非FIT低圧太陽光から電力調達

2022/05/31 08:40
工藤宗介=技術ライター
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低圧に連系する事業用太陽光発電所の例
低圧に連系する事業用太陽光発電所の例
(出所:日経BP)
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 NTTアノードエナジー(東京都千代田区)は、オフサイト型PPA(電力購入契約)の手法を活用し、主にNTTグループ向けに太陽光発電による電力を供給する。5月26日、クリーンエナジーコネクト(東京都千代田区)との間で、追加性のある再生可能エネルギー電力の調達について長期契約を締結したと発表した。

 契約に基づき、クリーンエナジーコネクトは、2023年度までにNTTアノードエナジー専用に国内約700カ所・合計約70MW(太陽光パネル出力ベース)の低圧配電線に連系する小規模な事業用太陽光発電所を開発する。太陽光発電所の設置にあたり、農地跡地などの平地を利用することで、周辺環境への影響を抑えるとしている。

 NTTアノードエナジーは、オフサイト型PPA事業者として、NTTグループの各企業に再エネ電力を供給する。NTTグループでは、温室効果ガスの排出削減量について、2030年度までに2013年度比80%削減、2040年度カーボンニュートラル達成を目標に掲げている。また、グループ外の顧客企業に対しても、要望に応じて再エネ電力を供給する。

 両社は今後、協業を拡大し、国内で再エネ電源の導入を拡大する。

 また、クリーンエナジーコネクトは同日、みずほ銀行をエージェントとした金融7社のシンジケートローンにより総額76億円の資金調達を実施したと発表した。2021年3月期の融資実績と比較して、約20倍の金額規模になる。

 調達した資金は、顧客とのオフサイト型PPAサービス契約に基づく、固定価格買取制度(FIT)に依存しない顧客専用の低圧太陽光発電所の開発に用いる。クリーンエナジーコネクトは、これまでに第一生命や清水建設に向けてオフサイトPPAサービスを提供している。

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