一正蒲鉾は、新潟県阿賀野市にある同社マイタケ栽培センターに、オンサイト型PPA(電力購入契約)モデルによる自家消費型太陽光発電設備を設置した。5月20日に発表した。
PPA事業者はオリックスで、同センターの屋上にカナディアン・ソーラー製の太陽光パネルを2470枚設置した。太陽光パネルの出力は867kW。3月31日から発電を開始した。
年間発電量は約915MWhを見込み、日中使用する電力の約25%を賄う。年間CO2排出削減効果は約478tとなる。同社によると、キノコ栽培は室内栽培が一般的で、温度調整の空調に多くのエネルギーを使うため、CO2排出量削減が大きな課題になっているという。
同社は、2014年に新潟市にある東港工場に、固定価格買取制度(FIT)で売電する太陽光発電設備(年間発電量484MWh)を導入しており、今回のマイタケ栽培センターへの導入が2件目となる。