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アスファルト舗装面に太陽光パネル、東亜道路が販売へ

2022/05/31 23:57
工藤宗介=技術ライター
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Wattwayの設置イメージ
Wattwayの設置イメージ
(出所:東亜道路工業)
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ワットウェイ・パックの概要
ワットウェイ・パックの概要
(出所:東亜道路工業)
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大型ダンプの走行による実証実験の様子
大型ダンプの走行による実証実験の様子
(出所:東亜道路工業)
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 東亜道路工業と仏Colasの日本法人コラス・ジャパン(東京都千代田区)は、太陽光発電舗装システム「Wattway(ワットウェイ)」の第1弾として、6月から歩道や公園などでの設置を想定した小規模の電源システム「ワットウェイ・パック」の販売を開始する。

 Wattwayは、アスファルト舗装路面に特殊な接着剤で直接貼り付けできる太陽光パネルで、Colasとフランス国立太陽エネルギー技術研究所(CEA-INES)が共同開発した。パネルの厚さは6mmで、表面にはすべり止めを施した。1枚あたりの最大出力は125W。

 路面に直接貼り付けるため、台風などの強風で飛散することなく自然災害に強い構造になるという。フランス国内では、トラックのタイヤ2本をつなぐ8tの車軸を駆動する回転アームで耐久性の確認が行われた。また、豪雨や塩害などに対する安全性も検証されているという。

 今回、販売するワットウェイ・パックは、Wattwayで発電した電力を蓄電し、照明施設、監視カメラ、電動自転車の充電、Wi-Fiなどの独立電源として利用できる。また、被災時などで孤立した場合の非常用電源としても機能する。設置面積の目安は3~18m2程度、最大出力は375W~2250W、蓄電池容量は1~10kWh程度を設定する。

 現在、日本においても耐久性や安全性に関する検証が進められており、東亜道路工業のアスファルト混合物製造工場では大型車の走行に対する耐久性を検証している。厳しい気象条件が想定される日本向けに各種の実証実験を行い、耐久性や安全性などの改良を進め、2023年度以降の駐車場通路や車道への適用を目指す。

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