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PPAで太陽光を集中設置・マイクログリッド構築、静岡市と鈴与商事

2022/06/02 12:40
工藤宗介=技術ライター
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日の出地域の脱炭素化プロジェクト概要
日の出地域の脱炭素化プロジェクト概要
(出所:鈴与商事)
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日の出地域の脱炭素化プロジェクト概要
日の出地域の脱炭素化プロジェクト概要
(出所:鈴与商事)
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協定締結式の様子
協定締結式の様子
(出所:鈴与商事)
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 鈴与商事は、静岡市清水区日の出地区において、オンサイト型PPA(電力購入契約)モデルの太陽光発電設備の導入や地域マイクログリッドの構築による、地域の脱炭素の実現に取り組む。5月27日、静岡市と「静岡市清水区日の出地区における脱炭素先行地域の実現へ向けた連携協定書」を締結したと発表した。

 同事業では、新たな工業団地の造成などを必要条件とせず、既存の建物施設や送配電設備などを活用する。既存倉庫群の屋根などにオンサイト型PPAモデルで太陽光発電を集中配置することで、地域の再エネ電力を創出。また、大型蓄電池の導入や、既存配電網を利用した地域マイクログリッドを構築し、2030年度にCO2ゼロの実現を目指す。余剰電力が発生した場合は、地産地消の観点に立ち、市域内に還元する仕組みを検討する。

 連携協定に基づき、鈴与商事はオンサイト型PPA太陽光発電の設置事業、蓄電設備などを活用したエネルギーの効率的利用事業および防災力向上事業、太陽光発電・蓄電池などを制御することで再エネ利用を管理し効率化するためのシステムを導入する事業について検討・調査し、構築する。静岡市は、鈴与商事が国から補助金などの交付を受けるために必要な手続きの支援や、鈴与商事が設立する事業検討委員会などに参画する。

 静岡市は4月26日に環境省が公表した「脱炭素先行地域(第1回)」に選定されており、日の出地区の取り組みは脱炭素先行地域のモデル事業となる。全国の先行地域を目指す地域に対して広く発信し、各地域の特性や実情に合わせた取り組みを支援・サポートする。

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