三菱地所・サイモン(東京都千代田区)が運営するアウトレットモール「プレミアム・アウトレット」全国9施設は、6月1日からフードコート客席部分やトイレなどの施設共用部の全使用電力を再生可能エネルギー100%とした。
再エネ電力には、グリーン電力証書を用いる。また、茨城県阿見町の「あみプレミアム・アウトレット」と、千葉県酒々井町の「酒々井プレミアム・アウトレット」は、それぞれ出力1MWのソーラーカーポート(駐車場型太陽光発電設備)を設置しており、太陽光発電の電力も使用する。
ソーラーカーポートは、あみプレミアム・アウトレットでは2016年3月、酒々井プレミアム・アウトレットでは2018年1月から運用を開始した。それぞれ年間発電量は約1200MWhで、あみは共用部の約9割、酒々井は約8割を太陽光発電で賄っている(関連記事:阿見町のアウトレットに1MWのカーポート型太陽光)(関連記事:酒々井町のアウトレットに「改良型PVカーポート」)。
全国のプレミアム・アウトレットでの施設共用部における年間購入電力使用量は一般家庭約3000世帯分に相当する約1万3000MWh(2021年度実績、あみ・酒々井の太陽光発電分を除く)。再エネ導入によるCO2削減量は年間約5500tの見込み。
毎年6月に開催している「プレミアム・アウトレット環境月間」に合わせて100%再エネでの運用を開始し、三菱地所グループのRE100達成に向けた取り組みに寄与する。なお、今年度の環境月間は、空調温度の調整や節電といった省エネを実施する。