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ESR、木曽岬町に大型物流施設、屋根上3MWの太陽光を自家消費

2022/06/05 12:10
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター(DC)」
「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター(DC)」
屋根上に3MWの太陽光パネルを設置する(出所:ESR)
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最上階にあるラウンジ
最上階にあるラウンジ
(出所:ESR)
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⼥性⽤パウダールーム
⼥性⽤パウダールーム
(出所:ESR)
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 大型物流施設を展開するESR(東京都港区)は4月28日、三重県木曽岬町に「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター(DC)」を竣工した。5月13日に発表した。屋根上に出力3MWものメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する予定で、太陽光発電については、2022年6月中に着工し、約3カ月の工期で完成する予定。

 「ESR弥富⽊曽岬DC」は、敷地面積約7万9000m2、延べ床面積約15万5300m2の中京圏最大級の4階建てマルチテナント型物流施設で、1階から4階まで、直接乗り入れられる上り下り専用のダブルランプウエイを備えている。トラックバースは1 階61 台、2 階から4 階は各56 台、合計229 台設置されている。

 フル稼働の時点では、約800人の雇用創出効果を見込んでおり、竣工時に約45%の契約率となっている。

 屋根上に設置するメガソーラーは、自家消費を基本とし、余剰分を電力系統に送電して売電する。売電分に関しては、固定価格買取制度(FIT)の入札に参加・落札して認定を受けた。昼間に晴天であれば、テナントも含めた施設の全電力需要を賄える見込みという。自家消費分については、グリーン電力証書として環境価値を証券化して、希望するテナントへの供給電力を無償で証書付きとする予定という。テナント企業は、地球温暖化対策推進法に基づくCO2排出量報告で、CO2削減分として計上できるなどの利点がある。

 「弥富⽊曽岬DC」は、省エネにも配慮している。全館LED照明を採用し、トイレ・喫煙室・共⽤部に加え、倉庫にも⼈感センサー照明を設置した。また、テナント企業のレイアウトに合わせエリアごとに照明の点灯区分を⾃由に設定できる環境配慮型照明システムも初めて導⼊しました。AI 技術を活⽤した植栽灌⽔システムも初めて採⽤した。

 BCP 対策については、重油による⾮常⽤⾃家発電設備を設置し、停電時でも12時間、防災センター、荷物⽤エレベーター、トイレ等の⼀部が使⽤できる。木曽岬町とは防災協定を締結する予定で、災害時の地域住⺠の避難先としての役割も担うという。

 テナント従業員向けのアメニティ面では、ラウンジや休憩室、シャワー室、コンビニエンスストア用のショップスペースのほか、個別ブースと更⾐室を備えた⼥性⽤のパウダールームを館内数カ所に配置した。また、ESRの物流施設として初めてコインランドリー、個室型のワークブースも導⼊した。

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