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SBエナジーと豪企業、モンゴルで「再エネ水素」、事業性調査開始

2022/06/20 23:58
工藤宗介=技術ライター
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水素に関するElixir Energyのウェブサイト
水素に関するElixir Energyのウェブサイト
(出所:Elixir Energy)
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 ソフトバンクグループで再生可能エネルギー事業などを展開するSBエナジー(東京都港区)とオーストラリアのエネルギー関連企業Elixir Energyは6月17日、モンゴル国ゴビ砂漠における再生可能エネルギー由来の水素製造プロジェクト共同研究開発に関する覚書に合意したと発表した。

 覚書に基づき両社は、モンゴルで出力ギガワット(GW)規模の再エネ水素製造プロジェクトを共同開発することを最終的な目標に、まずは電源規模10MW程度の小規模なパイロットプロジェクトの実現に向けて実現可能性の事前調査を進めていく予定。

 Elixirは、モンゴルで10年以上の活動実績があり、2020年にはモンゴルで初の炭層メタンを発見した。南ゴビ地区に炭層メタンプロジェクト「Nomgon IX」を保有するほか、直近数年間はモンゴルにおける再エネ水素製造の可能性を調査している。

 また、SBエナジーは、モンゴルに設立した合弁会社を通じてゴビ砂漠で出力50MWの風力発電所「Tsetsii Wind Farm」を運営し、モンゴルの再エネを活用した水素エネルギー開発の可能性を検討している。

 両社は、ゴビ地域の再エネデータを収集しており、今後、互いの強みを生かして補完し合いながら、共同でプロジェクトの事業化に向けた開発に取り組んでいく。なお、同プロジェクトの開発は、SBエナジーにとって初の水素関連事業となる。

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