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再エネ主力電源化に向け、「疑似慣性パワコン」開発へ、NEDO

2022/06/24 23:21
工藤宗介=技術ライター
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実証事業のイメージ
実証事業のイメージ
(出所:NEDO)
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた電力ネットワークの安定化、および電力系統の混雑を緩和するための分散型エネルギーリソース(DER)の制御に取り組む。

 「疑似慣性パワーコンディショナー(PCS)」を開発する。疑似慣性PCSとは、同期発電機の挙動を模擬し、擬似的な慣性を提供するPCSのことで、系統安定化機能として慣性低下の緩和に寄与することが期待される。

 実施予定先は、東京電力ホールディングス、東京電力パワーグリッド、電力中央研究所、産業技術総合研究所、広島大学、北海道大学、東京大学、環境エネルギー技術研究所、三菱電機、沖縄電力、ネクステムズ。

 「M-Gセット」の開発に取り組む。「M-Gセット」とは、電動機(M)と発電機(G)を組み合わせ、再エネ活用とともに系統安定化に同期発電機の特性を活用できる装置になる。系統事故時などでも従来の回転系の発電機と同様の挙動を示し、電力系統の安定化に貢献することを検証する。実施予定先は、電力中央研究所、東京工業大学。

 「DERフレキシビリティシステム」の構築に取り組む。同システムは、分散型エネルギーリソース(DER)の稼働状況を把握し、DERを提供するアグリゲーターや再エネ発電事業者と、その受け手である送配電事業者をつないで制御を可能とするもの。事業期間は2022年度~2024年度(基本計画期間2022年度~2026年度)。

 実施要諦先は、東京電力パワーグリット、早稲田大学、三菱総合研究所、関西電力送配電、京セラ、東京大学、中部電力パワーグリッド、東京電力エナジーパートナー、東京電力ホールディングス、三菱重工業。

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