北海道電力は、北海道苫小牧市に水電解による1MW級水素製造装置を導入する。再生可能エネルギーの余剰電力や出力変動を吸収し、再エネの更なる導入拡大につながるという。8月に着工し、2023年3月に運用開始する予定。
1MW級水素製造装置および出荷設備などを導入する。水素発生量は200Nm3/h。運用開始後は、設備性能を評価するとともに、寒冷地における運用・保守技術を確立し、将来の水素社会の実現に向けた各種検討を進めていく。
製造した水素は、道内自治体や、カーボンニュートラルに向けて新たなエネルギー媒体として水素を活用していくために設立された「北海道水素事業プラットフォーム」の会員企業の協力を得ながら、利用方法の拡大についても検討していく。
経済産業省の補助事業である令和3年度補正予算「再生可能エネルギー導入加速化に向けた系統用蓄電池等導入支援事業」の採択を受けた。補助範囲は、水素製造装置のみで、出荷設備などは含まれない。