ニュース

大ガスと日本ベネックス、FIP太陽光から長期買取契約

年間5MWを新規開発、FIT案件のFIPへの移行も

2022/07/02 14:51
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
業務提携のモデル
業務提携のモデル
(出所:大阪ガスと日本ベネックスの共同リリース)
クリックすると拡大した画像が開きます

 大阪ガスと日本ベネックス(東京都千代田区)は6月30日、日本ベネックスが開発・保有するフィード・イン・プレミアム(FIP)を活用した複数の太陽光発電所に由来する電力および環境価値を、大阪ガスが相対取引により長期購入する契約を締結した。両社は、年間5MW以上を目標に継続的な再エネ電源開発・活用を目指す。

 業務協定に基づき、日本ベネックスが保有する固定価格買取制度(FIT)認定済み案件からFIPに移行する発電所、および今後新たに認定を受けるFIP発電所に由来する電力・環境価値を、大阪ガスが固定単価で購入する。さらに、大阪ガスが再エネ事業ノウハウを活用してインバランス管理や電力・環境価値の取引を代行し、収益変動リスクを負担する。

 買取価格は、FIP基準価格相当を想定し、相対取引で決定する。既設FITからFIPに移行する発電所についてはFIT時の固定価格を引き継ぐ。買取期間は、FIP期間満了までを想定しており、最長で20年になる。

 日本ベネックスは、物流施設の屋根などを活用する屋根借りメガソーラー(大規模太陽光発電設備)を中心に28件約2万6900kW(26.9MW)の自社発電所を保有する。今回の業務提携によって、再エネ開発投資の収益予見性を高めることで一層、事業規模を拡大する。

 大阪ガスグループは、2030年度までに自社開発・保有や他社調達も含めて国内外500万kW(5GW)の再エネ電源の確保・活用を目指しており、現時点では約142万kW(1.42GW)になる。日本ベネックスからの継続的な再エネ電力買取により、さらなる再エネ事業規模の拡大につなげていく。

  • 記事ランキング