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レンゴー、基幹工場でバイオマス発電、建廃や古紙で

2022/07/05 21:11
工藤宗介=技術ライター
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バイオマスボイラー設備
バイオマスボイラー設備
(出所:レンゴー)
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 レンゴーは7月1日、茨城県坂東市にある利根川事業所において発電用バイオマスボイラーを新設すると発表した。環境目標として掲げるCO2削減に向けた施策のひとつとして、バイオマス燃料への転換を進めていく。10月に稼働する予定。

 利根川事業所は、製紙・紙器の2工場から構成される同社の基幹事業所のひとつで、年間約35万tの板紙生産と、多様な加工紙やマルチパックなど、紙器製品の印刷加工を行っている。2007年に重油からLNGへ燃料を転換しており、今回さらに再生可能エネルギーに転換することで、CO2排出量を年間約9万t削減する見込み。

 バイオマスボイラーの蒸気量は117t/hで、発電出力は18MW。利根川事業所の使用電力の約半分を賄う。また、発電後の熱は、抄紙機の乾燥工程に使用する。燃料は、関東地方の建設廃材などを用いた木質チップ、古紙や廃プラスチック類を主原料とした固形燃料(RPF)、廃タイヤを用いる。施工は、三菱重工パワーインダストリーが担当する。

 同社は、2020年度時点で9工場に太陽光発電設備を導入し、年間発電量は522.9万kWhになる。また、製紙工場では建設廃材由来の木質チップや工場内で発生する製紙スラッジなどのバイオマス燃料を利用しており、2020年度の再エネ利用率は14%になる。今回、利根川事業所に設置するバイオマスボイラーは、埼玉県八潮市にある八潮工場に続く2基目となる。

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