ニュース

東北電が再エネ・アグリ事業、FIPやオフサイトPPAの業務代行

2022/07/05 21:31
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
サービスの提供イメージ
サービスの提供イメージ
(出所:東北電力)
クリックすると拡大した画像が開きます

 東北電力は7月1日、特定卸供給事業者制度におけるアグリゲーターライセンスを取得し、再生可能エネルギー発電事業者向けにフィード・イン・プレミアム(FIP)で必要となる業務を代行する再エネアグリゲーションサービスの提供を開始したと発表した。

 FIPでは、再エネ事業者は発電量を予測して発電計画を策定し、電力広域的運営推進機関に提出する必要がある。また、卸電力市場や相対取引で売電するため発電計画と実際の発電量を一致させる「計画値同時同量」が求められる。発電計画と実際の発電量に差が生じた場合、その差に応じたインバランス料金が発生する。

 今回発表した再エネアグリゲーションサービスは、再エネ事業者に代わって東北電力が高精度で発電量を予測し、発電計画の策定および提出を代行する。自然条件によって発電量が大きく変動する再エネの発電量予測には、経験やノウハウが必要になるという。

 また、インバランス料金が発生した場合は、東北電力が負担する。再エネ事業者は、一定額のサービス料金を支払うことでインバランス料金の変動を吸収できるため、収支の見通しが立てやすくなる。さらに、発電量予測と日々の入札といった電力取引に関する業務も東北電力が代行する。

 このほか、自己託送やオフサイト型PPA(電力購入契約)モデルによる再エネ電力の販売を検討する顧客に向けても、発電量予測をはじめとした再エネアグリゲーションサービスを提供する。サービス料金は、顧客の設備や利用するサービス内容に合わせて個別に見積もる。

  • 記事ランキング