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中国河北省で70MWの水上太陽光、発電と養魚を両立

2022/07/06 21:34
工藤宗介=技術ライター
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漁業用太陽光発電プロジェクト
漁業用太陽光発電プロジェクト
(出所:トリナ・ソーラー)
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 太陽光パネル大手の中国トリナ・ソーラーは7月5日、河北省滄州市の南大港(ナンダガン)工業団地において、同社製太陽光パネルを採用した出力70MWの水上太陽光発電所「漁業用太陽光発電プロジェクト」が6月中旬に系統連系を開始したと発表した。

 浮体(フロート)による水上太陽光発電所の一種で、魚やエビの養魚池の上130haに太陽光パネルを設置した。発電と養魚事業を両立でき、太陽光パネルが遮光板となり強い日差しを効果的に遮ることで、養殖池の蒸発を抑え、水温上昇による魚の死滅を大幅に減らすことができるという。

 太陽光パネルは「Vertex 670W」およびN型シリコン系の「Vertex 690W」を採用した。25年間にわたって年間約12万8000MWhの電力を供給するほか、CO2排出効果は、約10万7000tとなる見込み。発電した電力は、PPA(電力購入契約)により地域の電力会社に供給する。

 エネルギーコンサルティング企業の英ウッドマッケンジー(Wood Mackenzie)では、2019年から2024年にかけて世界の水上太陽光発電の需要は年平均22%増加し、太陽光発電活用の可能性が広がると予測している。

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