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太陽光の余剰をレドックスフロー電池に充電、標準構成で300kWh

2022/07/12 21:40
工藤宗介=技術ライター
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レドックスフロー電池のイメージ図
レドックスフロー電池のイメージ図
(出所:プライム・スター)
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 LED照明などを手掛けるプライム・スター(東京都港区)は6月28日、大型蓄電池システム「レドックスフロー電池」の販売を開始したと発表した。中国メーカーからのOEM(相手先ブランドによる製造)になる。太陽光発電設備と併設し、余剰電力を充電するシステムを提案している。

 レドックスフロー電池は、不燃性の電解液を利用し、常温で運用するため、発火などの事故が起こらず安全性の高いのが特徴という。また、充放電を繰り返してもほとんど劣化せず長寿命で電解液も半永久的に使用できる。電池セルサイズで出力を、電解容量で蓄電容量を自由に設計可能で、25mプールの水量の場合で5MWhの電池容量を実現できる。

 同社が発売する「PR-UNICORN-300(仮称)」は、40フィートコンテナ(1万1892mm×2438mm×2984mm)に出力50kW、容量300kWhのレドックスフロー電池を収容したものを標準構成とする。コンテナの屋根上に太陽光パネル(パネル出力は構成により異なる)を設置し、日中は太陽光発電から電力供給し余剰電力を蓄電、夜間はレドックスフロー電池から電力を供給する。

 プライム・スターは、これまでに防災対策製品として小型ポータブルリチウムイオン電池を開発・販売し、自治体・避難所、オフィス、病院などに採用された実績がある。PR-UNICORN-300は、同社初のレドックスフロー電池製品で、販売台数は、初年度10台程度を想定している。

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