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両備HD、別府市のバイナリー地熱発電所を取得

2022/07/14 17:00
工藤宗介=技術ライター
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両備バイナリー発電所2号
両備バイナリー発電所2号
(出所:両備ホールディングス)
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 両備ホールディングス(岡山市)は7月7日、大分県別府市にあるバイナリー地熱発電所を取得し、6月末から稼働したと発表した。また7月12日、Sustech(東京都港区)と共同で、地熱発電運用に関する実証実験を開始すると発表した。

 同発電所は、2カ所の敷地に米アクセスエナジー製バイナリー発電設備を2基ずつ設置する。出力は4基合計で440kW。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき九州電力送配電に売電する。買取価格は44円/kWh。

 稼働を休止していた発電設備をメンテナンスのうえ取得したセカンダリー案件で、FITによる買取期間の残りは約10年。今回の取得に伴い「両備バイナリー発電所1号・2号」に名称変更する手続きを進めている。

 Sustechとの共同実証実験では、FITによる買取期間満了後の蓄電池利用や電力市場への売却などを想定し、長期にわたって再エネ発電量のデータを収集していく。Sustechが開発する分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用する。

 ELICは、再エネを用いた分散型電源の監理・運用を支援するエネルギープラットフォーム。再エネによる発電量を監理し、自家消費や余剰電力の売電、環境価値の市場取引など、さまざまな形で運用可能で、企業独自のエネルギー戦略に沿って活用できるという。

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