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丸紅、英で再エネ水素プロジェクト、自治体と共同研究

2022/07/19 20:26
工藤宗介=技術ライター
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覚書締結の様子
覚書締結の様子
(出所:丸紅)
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 丸紅は、英国ウェールズのブリッジェンド郡自治区議会(Bridgend County Borough Council)と、地域エネルギー・マネジメント・システム(AEMS)を導入したグリーン水素プロジェクトの研究開発を共同で推進する。7月11日、覚書を締結したと発表した。

 同プロジェクトは、ウェールズのブリッジェンド州区において、再生可能エネルギーの発電量と水素の需要量を予測し、水素製造・供給を最適化するAEMSの開発・展開を目指す。2023年末までに実証研究を開始する予定。

 AEMSを活用することで、一定エリア内での電力供給、貯蔵、需要のバランスを考慮しつつ、水素の製造コストを最小化する。再エネで製造したグリーン水素は、同州区における水素バスなどの交通分野、および熱供給網に利用し、脱炭素に貢献する。

 ウェールズ政府は2019年4月、公共部門における2030年までのカーボンニュートラル達成を発表した。また、2021年12月に発行した「ネット・ゼロ・ウェールズ・カーボン・バジェット2(Net Zero Wales Carbon Budget 2) (2021 to 2025)」において、2024年までに再エネ由来の水素製造拠点を設置する目標を掲げている。同プロジェクトは、その目標達成に寄与するとしている。

 丸紅は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業」の中で、「電力・熱・水素等を含む地域エネルギーの需給最適化に資する制御システムの実証研究(英国)」の事前検討となる実証要件適合性等調査を2022年3月に完了した。この結果を踏まえて、同プロジェクトを深化・推進していく。

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