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ウナギ養殖に「太陽光+蓄電池」、年間3000万円の電気代削減

伊勢崎市の直営レストランでウナギ料理を提供

2022/07/21 21:51
工藤宗介=技術ライター
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前橋市荻窪養鰻場
前橋市荻窪養鰻場
(出所:ジースリー)
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ゼロ・エミッションでの養殖場運営
ゼロ・エミッションでの養殖場運営
(出所:ジースリー)
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 ジースリー(群馬県伊勢崎市)は、自家消費型太陽光発電を活用したゼロ・エミッションでのウナギ養殖事業に取り組んでいる。7月16日、伊勢崎市にある直営レストラン「ヒーローズキッチン」において養殖ウナギを使ったメニューの提供を開始した。

 前橋市にある「前橋市荻窪養鰻場」に、出力800kWの太陽光パネルおよび容量2140kWhの蓄電池システムを設置した。年間発電量は102万2000kWhを見込む。太陽光パネルは、中国テルサン製を採用した。養鰻場は2021年1月に完成し、池入れ量は年間21万尾。

 養鰻場では、地下120mから養殖に適したミネラル豊富な井戸水を汲み上げ、水温を井戸水の17℃から27℃に加温して飼育水として使用している。太陽光発電で発電した電力を飼育水の加温に用いることで、年間3000万円の電気代削減が可能という。

 同社は、群馬県と宮城県の全5カ所で太陽光発電所を運営している。固定価格買取制度(FIT)の買取価格低下に伴い、自家消費型太陽光発電を活用した新規事業として、2018年にウナギ養殖業の許可を取得した。今後、オンラインショップでのウナギ加工品の販売や、年内の本社敷地内でのレストラン開業などを予定している。

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