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横浜市と神栖市、再エネで連携協定、洋上風力も睨む

2022/07/22 18:15
工藤宗介=技術ライター
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神栖市内で稼働する風力発電設備
神栖市内で稼働する風力発電設備
(出所:横浜市)
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神栖市内で稼働する風力発電設備
神栖市内で稼働する風力発電設備
(出所:横浜市)
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両市の連携イメージ
両市の連携イメージ
(出所:横浜市)
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 横浜市は7月19日、茨城県神栖市と再生可能エネルギーに関する連携協定を締結したと発表した。同協定により、再エネの連携とともに、地域資源を補完し支え合うことで地域活性化を目指す「地域循環共生圏」の理念に基づき相互連携を強化していく。

 神栖市は、年間を通して太平洋から強い風が吹き付けるため風力発電所が多数設置されている。2022年6月現在、市内には43基の大型風力発電所が稼働している。また、鹿島港湾区域内に大規模洋上風力発電所が計画されるなど、今後も風力発電の導入拡大が期待される。さらに、平坦な地形を利用した太陽光発電や工業専用地域でのバイオマス発電なども盛んに行われている。

 一方、横浜市の再エネポテンシャルは2050年の市内電力消費量の約10%と試算され、再エネ転換を進めるには広域連携による市域外からの調達が不可欠となっている。そこで、再エネ資源を豊富に持つ神栖市と連携協定を締結することで、再エネ電力の確保を目指す。横浜市は市内における再エネ利用拡大、神栖市は再エネの供給拡大および地域活性化を進めていく。具体的な施策はこれから検討する。

 横浜市は、2019年2月および2020年10月に東北の13市町村と再エネに関する連携協定を締結している。神栖市は14件目の広域連携で、関東圏では初となる。これまで連携協定を締結した市町村は、青森県横浜町、岩手県県北広域振興局対象自治体など9市町村(久慈市、二戸市、葛巻町、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町)、秋田県八峰町、福島県会津若松市、福島県郡山市(関連記事:軽米町に稼働した国内最大「山間メガソーラー」、高速道挟んで130MW)。

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